はじめに
筋トレしている方は「ブロッコリー」をよく食べませんか?それは大概ネットやYouTubeなどで得た情報をもとにブロッコリーを食べていると思います。結論から言うと、ブロッコリーはとても体に良く筋トレしている人は特に食べたほうがいい食材です。では、それはなぜなんでしょうか?
今回は「ブロッコリーがなぜ筋肉にいいのか?」と合わせて「ブロッコリーの筋肉に対する効果」について詳しくご紹介いたします。
ブロッコリーの栄養成分
ブロッコリーはとても栄養価が高く彩りもいいので、古くから日本の食卓から愛されてきた食材です。そんなブロッコリーの栄養成分をまとめてみました。
ブロッコリー1個の総カロリーと三大栄養素はこうなっています。
ブロッコリー1個(125g) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
41kcal | 5.38g | 0.63g | 6.5g |
この中で注目してほしいのがたんぱく質量です。野菜の中では群を抜いてたんぱく質量が多いです。
【ビタミン】
ビタミンA | 83.75μg |
ビタミンE | 3mg |
ビタミンK | 200μg |
ビタミンB1 | 0.18mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
ナイアシン | 1mg |
ビタミンB6 | 0.34mg |
葉酸 | 262.5μg |
パントテン酸 | 1.4mg |
ビオチン | 11.63μg |
ビタミンC | 150mg |
【ミネラル】
ナトリウム | 25mg |
カリウム | 450mg |
カルシウム | 47.5mg |
マグネシウム | 32.5mg |
リン | 111.25mg |
鉄 | 1.25mg |
亜鉛 | 0.88mg |
銅 | 0.1mg |
マンガン | 0.28mg |
セレン | 2.5μg |
モリブデン | 15μg |
ビタミン、ミネラルなどの主要成分は上記のような数値です。この中で注目していただきたいのがビタミンCです。ブロッコリーは「ビタミンCの爆弾」と呼ばれているほどビタミンCが豊富に含まれています。
(こちらの数値はカロリースリムを参考にしています。)
ブロッコリーはなぜ筋肉にいいのか?
ここからは先ほどの栄養成分の数値をもとになぜブロッコリーが筋肉にいいのかについてご説明いたします。
圧倒的なたんぱく質量
ブロッコリーは先ほど紹介した通りたんぱく質が豊富に含まれています。筋肉を育てるには言わずもがな、たんぱく質は必要です。そのたんぱく質を肉、魚以外で補うとしたらブロッコリーはもってこいの食材です。
ビタミン類の豊富さ
ブロッコリーはとにかく栄養価が高くビタミンが豊富に含まれています。ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンCは特に豊富に含まれています。ビタミンCに関してはレモンが100g当たり100㎎に対し、ブロッコリーは100g当たり120㎎とあのレモンより多いです。

ビタミンが多いのは分かったけど、ビタミンと筋肉は何か関係あるの?
今はとりあえずビタミンが大事だということを理解していただければ大丈夫です。後ほどご説明いたします!!
テストステロンが含まれている
ブロッコリーにはジインドリルメタンとI3C(インドール-3-カルビノール)という成分が含まれています。これは女性ホルモンであるエストロゲンを抑制しテストステロンを増強するはたらきがあります。テストステロンは男性ホルモンであり筋肉の発達を促してくれるものです。
注)女性は心配になると思いますが、ブロッコリーを食べたからと言って体が男性化するということは起きませんのでご安心ください。
ブロッコリーの筋肉に対する効果とは?
ここからは先ほどの「ブロッコリーはなぜ筋肉にいいのか?」という話を踏まえて、もっと深堀して筋肉に対する効果についてご説明いたします。
筋肉とビタミン
先ほど後回しにした話をここでします。筋トレしている人にとってビタミンは必要不可欠の存在です。例えば、ビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変える働きがあります。体内でエネルギーに変えることが出来ないので、体脂肪にとして蓄積したり筋トレでパワーが出ないことにつながります。
また、ビタミンB6はプロテインなどで取り入れたたんぱく質を自分の体に作り替える働きがあります。ビタミンB6 が不足していると筋肉に張りがなくなったり髪に潤いがなくなったりします。
このようにビタミンは欠かせないものなのです。だからビタミンが豊富に含まれているブロッコリーは筋肉にとってとても重要です。
まとめ
少しはブロッコリーの重要性についてご理解いただけたでしょうか?ほかにもブロッコリーは免疫作用などたくさんいいことがありますので、筋肉にとってとてもおすすめの食材です。
ブロッコリーの免疫作用について知りたい方は「免疫力を高める栄養素4選」をご覧ください!