はじめに
皆さん「gi値」という値をご存じでしょうか?筋トレやダイエットしている方は何となく聞いたことのある名前なのではないでしょうか!実はこのgi値がダイエットにおいて超重要なのです!ダイエットだけでなく普段の食事においてももちろん気にした方がいい値です。
そんなわけで、筋トレやダイエットしている方は絶対に知っておいた方がいい「gi値」についてご紹介いたします。
gi値とは?
gi値とは(g)グリセミック(i)インデックス、グリセミック指数の略であり、簡単にいうと食材ごとの食後の血糖値の上昇を示す値です。
食べ物を食べると血糖値が上がりますが、その血糖値の上がる量を食材ごとに示したものです。その値は炭水化物高いものは高い、脂質が高いものが高いという単純なものではなく、食材によってまちまちです。
例えば、同じ麺類のそばとうどんを比べてみます。初めて、gi値を聞いた方はどっちがgi値が高いか分かりませんよね。
実はうどんが85でそばが54でうどんのほうが圧倒的に高いのです。
この数値だけでは高いのか低いのか分からないと思うので、gi値の基準をご説明します。基本的にgi値が低い(低gi)食材は、55以下で、gi値が高い(高gi)は70以上と言われています。
これを分かったうえでもう一度うどんとそばを比較してみると、うどんが85でそばが54なので、うどんがいかに高gi食材で、そばが低gi食材かがわかると思います。
その他の食材のgi値についてはこちらをご覧ください!
gi値が高いと何が良くないの?

gi値については分かったけど、gi値が高いと何が良くないの?
食べ物を食べると人間の体の中で炭水化物を分解し、ブドウ糖に変化させ生きるためのエネルギーになります。そのブドウ糖を運ぶ役割をしているのがインスリンです。
そのインスリンの分泌量は血糖値の上がり具合によって変化します。gi値が高い食材をたくさん食べたり勢いよく食べたりすると、血糖値が急上昇したくさんのブドウ糖を運ぼうとするためインスリンの分泌量は増えます。
この状況になると、体にとって良くないのです。体の中に糖が余ってインスリンが大量に分泌している状態になると、体は糖が余っているから溜めておこうと判断します。すると、その溜めこんだ糖が脂肪になりやがて太るのです。
まとめると、、、こんな感じです。
gi値が高い食材食べる→インスリンの分泌→糖、インスリンが余る→体が糖を溜めておこうと判断→糖が脂肪となる

じゃあ、gi値が高い食材は食べられないの?
決してそういうわけではありません!それについては追って説明いたします。
gi値はダイエットにどんな関係があるの?
gi値、gi値が高いと良くない理由について分かったと思います。ここからはgi値を理解したうえで、ダイエットに活かすための話をしていきます。
ダイエットでは目標に向けて食事制限をします。その食事制限で今まで学んだgi値についての知識を活かします。
結論を先にいうと、なるべく低gi食材を選ぶということです。要するにお昼ご飯にうどんではなくそばを選ぼうという話です。今までの話を理解している方ならなぜそばを選ぶのか分かると思います。そばが低gi食材だからです。

じゃあ、低gi食材なら何でもたくさん食べていいの?
決してそういうわけではありません。低gi食材でもカロリーはあるのでダイエット中にたくさん食べてしまったら太ってしまいます。gi値というのはあくまでも指標として考えてください。食事制限ではPFCバランスやカロリーなどほかにもたくさんの考慮しなければならないポイントがあるので、「gi値が低いからこれにしよ!」と考えるのはナンセンスです。
では、「ダイエット中は何食べたらいいの?」という方は「フィジーク大会に出場のために-15kgの減量に成功した食事メニュー」をご覧ください。
ここで、先ほど追って説明するといった「gi値が高い食材は食べられないの?」という話に戻ります。
結論からいうと、gi値が高い食材でも全然食べてOKです。しかし、食べ方に気をつけましょう。gi値が高い食材ばかり選ばないようにしましょう。
gi値が高い食材は意外なものがあったりします。例えば、ニンジンやジャガイモはどちらとも80を超えています。ご飯を食べるときはgi値が高い食材ばかり入っているものを選ばないようにするのがポイントです。また、食べすぎなければ大丈夫です。
実際に先ほどご紹介して「フィジーク大会に出場のために-15kgの減量に成功した食事メニュー」でも白米を食べながら成功しています。
まとめ
gi値についてご理解いただけたでしょうか?箇条書きでgi値についてまとめてみます。
- gi値は食材ごとの食後の血糖値の上昇を示す値
- 低giは55以下、高giは70以上
- ダイエット中はなるべく低gi食材を選ぶ
- かといって高gi食材を食べられないわけではない
- 食べ方に気をつければ大丈夫